6:4(ロクヨン)とは焼酎6に対してお湯4、で割る鹿児島で親しまれてきたお湯割りの飲み方です。
今回は全国的にはあまり知られていないお湯割りの飲み方について紹介していきます。
【お湯割り】
一般的な焼酎のアルコール度数は25度です。
その焼酎を6:4(ロクヨン)で割った場合の度数は約15度となります。
このアルコール濃度は大体、日本酒の燗酒とほぼ同じになり、昔からの経験則として
味・香り・旨みを最大限に感じられるとされてきた濃度にピタリと合ってきます。
【何故お湯割りが美味しいの?】
焼酎のお湯割りと聞くと若い世代にはあまり浸透していないのが現実です。
そもそも試したことがないという人が多いと思います。
お湯割りにも独特の魅力があります。
ロックや水割りなど冷やす飲み方では味が締まるのとは反対に、お湯割りでは味にふくらみが生まれ、
より香りが立つようになるのです。
暖かく、体に優しい、しかもいろんなジャンルの料理との相性の良い。
芋焼酎のお湯割りは香りが引き立ち、味にふくらみが生まれ。より深い甘さを感じられます。
【焼酎のお湯割りの作り方】
お湯割りを作る際、お湯が先か、焼酎が先かと悩むと思いますが、お湯が先です。
何故お湯が先かと言いますと、先にお湯を入れることでグラス全体が温まり、対流が促進されて
混ぜる必要もなく温度、濃度は均一になります。
また、より対流を促進させるため、後から注ぐ焼酎は、ゆっくりと注ぐことをおすすめします。
【お湯の温度はどれくらいが良いの?】
熱すぎるとアルコールが揮発しやすいので、適温は70℃~80℃とされています。
そのお湯を6:4(ロクヨン)で割り、出来上がりの温度は人肌より少し熱いぐらい(40℃〜45℃)にすると
飲み口はまろやかに、そして甘みやうまみも引き立ちます。
(熱すぎすると、コクや旨味が損なわれ焼酎独特の香りも味わえなくなってしまいます。)
寒い時期には焼酎のお湯割りを飲んでみてはいかがでしょうか?
ロックや炭酸割とはまた違った焼酎の良さに気付くとおもいますよ。
6:4が濃いと感じる方は5:5、4:6、3:7とご自分の好みの割合を探してみてください。